舌痛症
舌痛症とは?
舌痛症とは、舌の先、横側がぴりぴりと痛む、しびれた感じ、灼熱感などの感覚を感じる状態を指します。明確な原因はないのに痛みは数ヶ月と慢性的に持続し、日常生活の質が低下することもあります。中には心因性のストレスから舌痛が生じることもあります。
目次
- 症状
- 原因
- 検査
- 治療
舌痛症の症状
舌の先や縁にヒリヒリした痛みや灼熱感、しびれるような感覚が長期間続きます。中高年の女性に多く見られます。
舌痛症の原因
原因は明らかになっていません。自律神経の失調やうつなど精神的な要因やホルモンバランスの変化などが発症に関与しているとも考えられています。
舌痛症の検査
- 口腔内視診
- 血液検査
口腔内の視診で舌炎や口内炎などの口腔粘膜疾患や、義歯、口の乾燥、口腔カンジダ症、舌癌などの舌の痛みを生じるような疾患の有無を確認します。血液検査で、鉄欠乏性貧血やビタミン欠乏、亜鉛欠乏の有無を確認することもあります。
舌痛症の治療
- 口腔ケア
- メンタルの治療
舌痛症は原因が明らかになっていないので明確な治療法はありませんがまずは口腔内の清潔を保つ、禁煙をする、虫歯を治す、義歯の不具合を調整するなどの口腔ケア対応をします。また自律神経の失調やうつなど精神的な要因から舌の疼痛が生じることもあるため、そのような場合には精神科への受診が必要となることもあります。