鼻づまり解消法
鼻つまりを自宅で簡単に解消できる方法
入浴での工夫
- 40~42℃の湯船に15分浸かる
鼻のつまりの原因の1つに鼻の血流の循環障害があります。鼻の血流を改善させるためには鼻を温めることが重要です。入浴により身体の血流は改善し、結果的に鼻の血流改善につながります。まずは浴槽にちゃんとお湯(40~42℃)を張り、15分程度しっかりつかりましょう。入浴して5分も経過すると鼻の血流が良くなってきます。鼻がなんとなくムズムズしてきたらそのサインです。
- 蒸しタオルで鼻スチーム
入浴中はお湯につけたタオルを鼻に置き鼻を温めましょう。鼻を直接温めることにより鼻が潤い、通りもよくなります。その時に湯気を鼻から吸い口から吐く(通称鼻スチーム)を行いましょう。蒸気を鼻から吸うことでさらに鼻が潤い、鼻通りも改善します。これは入浴のついでにできるため簡単でお勧めの方法です。
脇ペットボトル法
脇にペットボトルを一定時間挟むだけで、すぐに鼻通りがよくなる方法です。これは即効性があり、やり方も非常に簡単なので是非試してみてください。
- 水などをいれた500mlのペットボトルを用意
硬めのペットボトルを使用しましょう。柔らかいペットボトルではうまく刺激が伝わりません。ペットボトル以外にもテニスボールなど硬いボールを使用しても構いません。
- 鼻が詰まっている反対側の脇に挟み、挟んだ腕で体側に力を入れて20-30秒間キープ
コツは正しく脇から指3本くらい下にある圧迫ポイントを刺激することです。
脇の下に交感神経という、心身を活発にさせる神経が通っており、それが鼻に繋がってます。鼻の交感神経が刺激されると鼻の血管が収縮し鼻の粘膜も収縮し鼻が一時的に解消すると考えられてます。ただしこの方法の効果は一時的で長続きしないですが、もし鼻詰まりの点鼻薬を使用しているなら「入浴後」に「脇ペットボトル法」を行うことで点鼻薬効果をアップさせることができます。なぜなら点鼻薬は鼻が通っている時に使用すると薬が奥まで届きやすくなり、効果がアップするからです鼻が通ってきます。
鼻うがい
後鼻漏や鼻水が原因で鼻が詰まる人にお勧めです。鼻うがいは鼻うがい器を使用し直接鼻の中を水で洗う方法です。鼻に溜まった鼻水や後鼻漏、膿などを洗うことができ、副鼻腔炎の治療にも用いられます。また鼻に付着した花粉やアレルゲンも掃除できるのでアレルギー性鼻炎にも有効です。
電子レンジを用いた解消法
入浴中に行う蒸しタオルと鼻スチームを簡易的に電子レンジで作る方法です。
蒸しタオルの作り方
- 水道水で濡らして軽くしぼったタオルを用意
- タオルをたたみ、ラップで包む
- 電子レンジで1分間温める
- ラップを外し、軽く振って冷まして使用
これを鼻に置き、鼻から息を吸い、口から吐くように呼吸します。電子レンジで作った蒸しタオルは入浴の際の蒸しタオルより温度が高くなっているのでより効果的になってます。
鼻スチームの方法
また蒸しタオルが用意するのが面倒ならばコップに水を入れてレンジでお湯にします。この湯気を鼻から吸い込んで口から吐く「鼻スチーム」だけ行うのも良いでしょう。このお湯に「ハッカ油=いわゆるミント」をお湯に数滴垂らすとさらに効果的です。ハッカの効果で鼻つまりも良くなり、さわやかな香りで気分も良くなります。また実はハッカに含まれるメントールには鼻の繊毛といっていわゆる防御機能をアップさせてアレルゲンの侵入をブロックする働きもあるとされています。
小さいお子さんでも実践できるのでお勧めです。ただやけどには十分注意してください。鼻吸い器をお持ちの家庭では蒸しタオルや鼻スチームを行った後に鼻吸いしてあげましょう。鼻水が蒸気でほぐれて吸いやすくなっています。
クッションを背中に敷いて寝る
起きている時はそこまで鼻が詰まってないのに寝ると鼻がつまる事があると思います。これは「鼻の自律神経」と「体位」が原因です。寝る際は体をリラックスさせる自律神経の副交感神経が優先的に働きます。この副交感神経が作用すると鼻の粘膜が腫れて、鼻の通りが悪くなるのです。また寝た体位になると頭に血流が届きやすくなり、鼻の血管が拡張し鼻の粘膜が腫れ、結果鼻の通りが悪くなります。以上の理由から人間は寝る状態になると鼻がつまりやすくなります。
そこで背中にクッションを敷いて寝てみてください。背中にクッションやを入れて、少し上体を起こすことで血流が頭に届きにくくなり、鼻の粘膜が腫れにくくなります。角度としては20°も上体が起きれば十分です。あまり上体が起こしすぎても今度は寝づらいと思うので自分で調整してください。バスタオルや座布団、掛け布団を下に敷いても良いでしょう。