正しい耳掃除の方法
正しい耳掃除とは?
耳がいつもかゆい人や外耳炎(耳の中の壁の炎症)を起こす人の中に間違った耳掃除がきっかけで起こっている人がいます。ここでは正しい耳掃除の仕方を解説します。
正しい耳掃除のやり方
- 耳掃除は月に2回までに
耳掃除は多くても月2回程度で十分です。中には風呂上がりなどに毎日行っている人もいますがやりすぎです。耳掃除をしすぎると、耳の中を傷つけ、炎症や感染を起こしやすくします。それがきっかけでさらに耳の中がかゆくなったりすることがあります。また元々耳垢は、自然に耳の外に出てくるようになっているので耳掃除は、必要ないとも言われています。そのため耳掃除は月2回以上はしないようにしましょう。
- 清潔な綿棒で行う
耳掃除は清潔な綿棒で行いましょう。よくある耳かきは硬く、先が尖っています。そのため外耳道を傷つけやすくお勧めできません。綿棒でやさしく、壁をなぞるように1周くるっと回すように掃除してください。
- 耳の入り口1cmまでする
掃除をするなら入り口1cmまでで十分です。実は耳垢は耳の入り口の方でしか発生しません。つまり奥を掃除しても意味がなく、それどころか耳垢を奥に押してしまい余計取りにくい状況にしてしまうだけですので注意しましょう。また耳の奥の方には耳掃除で気持ちよくなる神経が通っているので気持ちよく感じる場合は奥の方を掃除している可能性があるため注意してください。
まとめ
正しい耳掃除をまとめると
「綿棒で耳の入り口1cmまでをクルっと1周なぞるだけ。頻度は月に2回まで」です。
以上を意識行ってください。またどうしても耳が痒くて耳掃除を頻繁に行ったり、掻いたりする人はお薬で対処した方がよいので当院に受診しご相談ください。