急性気管支炎
急性気管支炎とは?
気管支炎は、肺内の空気の通り道である気管支に炎症が起きている状態を指します。咳が主な症状で、ほとんどはウイルスが原因ですので自然と治癒することが多いです。
目次
- 症状
- 原因
- 検査
- 治療
- 注意点
急性気管支炎の症状
- 咳
- 痰
- 発熱
- 呼吸がヒューヒューという(喘鳴)
急性気管支炎の主な症状は咳で、痰を伴う場合もあります。特に子供は気管支が狭いため呼吸の際に「ヒューヒュー」や「ゼイゼイ」と音がすることがあります。
急性気管支炎の原因
急性気管支炎の原因の約9割はウイルスです。その他に肺炎マイコプラズマや肺炎クラミジア、百日咳など細菌による場合もあります。
急性気管支炎の検査
基本的には呼吸音や咳・痰の様子など診察から診断をします。重症度や必要に応じて以下の検査を追加で行うこともあります。
- 胸部X線(レントゲン)検査
- 血液検査
- 細菌検査
急性気管支炎の治療
- 薬物治療
治療は主に症状を和らげるもの(対症療法)が中心で咳止め、去痰薬、気管支拡張剤、抗アレルギー剤などの内服治療が行われます。
急性気管支炎の多くはウイルスが原因のため、抗生物質の使用は必要ではありませんがマイコプラズマや百日咳を疑う際には、抗生物質治療が行われる場合があります。
急性気管支炎の注意点
乾燥した空気は喉を刺激し、咳を悪化させる可能性がありますので加湿器などを利用して空気の乾燥を防ぎましょう。また咳が出る時は背中をトントンと叩いてあげると痰が出やすくなります。また水分を十分にとると痰が切れやすくなります。