リンパ節炎
急性リンパ節炎とは?
もともとリンパ節は頸部に多く存在し免疫系に関わっています。そのリンパ節がウイルスや細菌の感染で炎症を引き起こし首のリンパ節が腫れてしまうと急性リンパ節炎となります。
目次
- 症状
- 原因
- 検査
- 治療
急性リンパ節炎の症状
- 頚部のしこりや腫れ
- 痛み
炎症によるリンパ節炎は痛みを伴い、リンパ節も急激に腫れます。適切な治療を行えば通常1〜2週間程度で改善していくことが多いです。
急性リンパ節炎の原因
風邪や扁桃炎、咽頭炎、副鼻腔炎、虫歯などの炎症性の病気が先行してみられ、しばらくしてから頸部リンパ節も腫れや痛みがあらわれる場合が多いです。風邪や扁桃炎などもともとの病気が落ち着くことで、リンパ節炎も落ち着く場合がほとんどです。逆に長期間リンパ節炎が継続する場合はその他の病気を精査する必要が生じます。
急性リンパ節炎の検査
- 問診や触診
症状や経過を聴取し、リンパ節の状態を触診で確認します。
- 血液検査
炎症の度合いが強い場合などには血液検査で白血球やCRPなど炎症の度合いを調べることがあります。
- 画像検査
症状が改善せず、原因が特定できない場合は、超音波検査、CT検査などの画像検査で、腫れているリンパ節の位置、形、数、大きさなどを調べることがあります。
- 生検・培養検査
リンパ節の組織を採取し調べる生検検査や、原因の菌などを特定する培養検査を行うことがあります。
急性リンパ節炎の治療
- 薬物治療
多くは風邪や扁桃炎など炎症性の病気が原因となりますので、その治療を行います。また症状や原因によっては抗生物質や抗ウイルス薬の投与も行います。